震撼コロナショック!マクロで決まる?投資戦略

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さて、現在世界を震撼させているCOVID-19ですが、この中でも投資戦略を持って投資していく事が大切だと思っています。

コロナでVIX指数上昇!財形解約して赤飯炊いた!?の記事で書いたように、VIX指数がかなり上昇しました。3/18日の場中に85.47までです。とんでもないですよね?

まさに「落ちるナイフ」のような相場でしたが、私がどのような事を考えながら投資戦略を組んでいたかを書きたいと思います。

(自身の仕事の人事異動がありなかなかブログを更新できませんでしたが、相場はしっかり毎日見ています!笑)

マクロの視点から考える

マクロの視点から考えるというのは、財政出動や金融政策など国としてどう動いていくかを観察するという事です。

まず、米国を中心に考えると、量的緩和を行い財政出動を行い、今年流行語にでもなってしまいそうな「ロックダウン」を行うなど、いろいろな対策を打ちました。

細かい数字の話をしてしまうとものすごく長くなるので簡潔に書きますが、量的緩和とは今まで3回やっていて、今回は4回目です。”QE4”と呼ばれています。

1回目はリーマンショックの後2008年にやり、2,3回目はそのあと断続的にやっています。

そして2015年には金利を上げる“引き締め”の方向に変わっていきました。

実はこの“QE4”は、トランプ大統領の選挙への「最後の切り札」と呼ばれるほど株式市場へのインパクトが大きいものと言われておりました。

(ちなみに去年の10月頃から“隠れQE4”なんて呼ばれている物も実はあったりしました。)

そんな株式市場に大きなインパクトがあったので、VIXの急上昇と量的緩和あたりから株価を段階的に買っていく作戦に出ました。

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どこの業種?どこの会社?

さて、その時にどこの業種を買っていったかというと、なんと候補に挙がったのは5Gの基地局関連です。

「なぜそんな影響を受けそうなところを買いに行くの?」

「マスクとか薬とかそういったところを買うんじゃないの?」

そう思う方もいらっしゃると思います。

なぜ基地局関連なのかというと、マスクとか薬は比較的短期投資になりやすいところではなく、長期的にいいところを安く仕込みたかった為です。(あと、職業柄短期投資ができません。笑)

そして具体的に上がった銘柄は、

ノキア(NOK)エリクソン(ERIC)です。

ノキア(NOK)

ノキアって昔日本でも携帯販売していましたよね?

そのノキアです!

フィンランドの会社なんですけど、ここ現在の主要事業が無線技術を中心とした通信インフラ設備の製造開発なんです。

エリクソン(ERIC)

ここはスウェーデンの会社です。

以前銘柄コード9434のソフトバンクが新規上場する際に、大きな通信障害がありましたよね?

その時にエラーを起こしちゃったのが、エリクソンの商品が原因です。笑

ただこのエリクソンも、携帯電話の地上固定設備を世界的に展開している会社なのです。

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なぜ5Gなのか

理由としては、

1.国策でどの国も進めている

2.コロナの影響で、遠隔医療(所謂、IoTの一つ)分野の発展が加速する。

3.働き方も、おそらく在宅ワークが強制的に認知され、通信需要が大きくなる。

の3点です。

そしてこの2社は2017年イギリスのHISマークイットの調査で17年世界の移動通信インフラ機器の売り上げの上位3位に入っているのです。

具体的に言うと、

1位ファーウェイ27.9%

2位エリクソン26.6%

3位ノキア23.3%

4位ZTE13.0%

5位サムスン6位NEC7位富士通8位その他

となっています。

5G普及には膨大な数の無線基地局を設置するようになります。

そのうえ、昨年まで米国と中国は貿易戦争を行っておりました。

コロナの少し前ですが、5G基地局に向けて米トランプ大統領は、中国を使わないでエリクソン、ノキアを支援していく旨の発言をしています。

まとめ

以上のことで、私はこの2銘柄の買いをしていく事が良いと判断しました。

将来に仕込んでおく。という意味合いが強いので金額的には少額ですが。

他にも在宅ワークの増加で半導体関連も良いと思ったのですが、すでにアプライドマテリアルズとザイリンクスを持っているために見送りました。

また段階的に買っていこうと考えたので、エリクソンは7.22㌦、ノキアは3.39㌦です。株式の賢い買い方・売り方の作戦です。

このような長期的なマクロの視点から考える投資も、戦略の一つだと思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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