相変わらず米国市場は強いですね。
特に指数でいうとナスダック。少しお休みも入りましたが。
前回のバリューへの循環は、すぐにグロースへ戻った印象です。
日本に関しては、やはり指数の上値が重い。
日経平均は、24,000円の壁どころか23,000円がまず超えられません。
さて、今後の株式市場はどのようになっていくか。
コロナウイルスはWith・Afterコロナです。
その先を見ていく必要があるでしょう。
この記事では、現在の市況と今後の材料を書いていきます。
国内市場
国策関連は継続的に
5Gや国土強靭化など“国策関連”というのは、基本的に変わらないと思います。
しかし、最近は少しお休みだったように感じます。
そこを感じ取り少し先走ってしまったのですが、DX関連を打診で仕込んでみました。
デジタルトランスフォーメーション。
ITの進化・浸透で、新たなサービスやビジネスモデルを展開します。
それにより、人々の生活を良い方向に変化させていくという事です。
あまりにもざっくりしていますが、こういった概念になってます。
具体例を出すと、
・今米国で話題の「ズームインフォ」や日本でも営業マンが使っている「セールスフォース」など、営業の為の顧客管理などに使われるソフト
・みなさんご存知「Uber(ウーバー)」のタクシーです。京都府京丹後市は過疎地の為例外で、ささえ合い交通という制度が認められています。
・資生堂の「オプチューン」。一人ひとりの肌環境に合わせたスキンケアができるマシンとアプリ
新たな材料
米国でも大統領選や副大統領候補などの記事を書きましたが、ここのところ日本でも政治関連で材料が出てくるかもしれませんね。
消費税減税を引っ提げての解散総選挙。
英国やドイツも消費減税を行いました。
今解散総選挙をしても負ける。
本当にそうでしょうか?
先日の都議補選、自民党4つの選挙区全勝です。
世論調査でも政党の支持率・比例での投票先がともに自民党上昇との事です。
そうなってくると、選挙の関連銘柄などは注視しておかなければなりませんね。
海外市場
エリクソンの決算(米国市場)
まずは、先日エリクソンの第2Qの決算が発表されました。
第2Qの営業利益が18%増の45億クローナ(約4億9,585万ドル)でした。
市場予想は33億6000万クローナだった為、市場予想を上回りました。
株価も17日は、13.2%上昇しました!
ファーウェイ排除の動きが好機と見ているアナリストもいます。
イギリス政府は、2027年までに5G通信網からファーウェイを排除し代替としてエリクソン・ノキアや日本勢などでコストを競わせるというニュースも出ています。
5G基地局に関しての記事はこちら↓
読み通りですね。
ファーウェイを排除する国としない国に、これから別れていく可能性もあります。
この基地局関連は、常に頭に入れておいた方が良いでしょう。
TSMCの決算(米国市場)
相変わらず強いですが、決算に合わせ一部利益確定しました。
これだけ大型株が飛ばしていると、いくら好決算予想でも利食いが入るのではないかと危惧したためです。
結果的には第2Qは1,208億台湾ドル(約41億ドル)と過去最高益でした。
市場予想の1,118億3,000万台湾ドルも大きく超えました。
しかし、株価は大きく反応をしている訳ではありません。
後程買い直すとしても、一度利食いなどのリスクヘッジは大切だと改めて感じました。
(約1カ月で、約25%の利益でした。)
今後の展開
現在決算期の為、しっかり見極めなくてはなりません。
しかし、Withコロナ・Afterコロナは変わらないでしょう。
米国市場では銘柄選定後、「下がったら買う」をやっております。
お金じゃぶじゃぶですからね。
政策では米国が月内にも2兆ドルの追加財政出動をする可能性があるようですね。
大統領選もありますから、しっかりやっている印象です。
また日本のDX関連と被りますが、米国ではSaaSやCRMなど営業支援関連も注目し始めました。
[ニュース]
香港も含めた米中の摩擦はもちろんですが、Googleのインドへの約100億ドル(約1兆円)の投資が非常に気になります。
アマゾンも中小企業向けに10億ドル、フェイスブックもリライアンス・インダストリー傘下の通信会社に57億ドルですからね。
インドは2019年後半から経済が失速しています。
個人消費の落ち込みや輸出の低迷でした。
そこでコロナの打撃が来てしまいました。
その後打ち出したのが、国境を接する国からのインドへの投資は政府による認可が必要という規制です。
モディ政権は、海外からの投資を呼び込んで国を振興してきました。
国境を接する国・・・中国ですよね。笑
その後のGoogleからの投資のニュース。
完全に米国寄りに見えます。
米国以外では、インドはしっかり注目しておくべきでしょう。
リーマンショック後、中国は景気対策で4兆元(当時で約57億円)の景気対策を行い世界を救いました。
貿易戦争後、政策などは違うと思いますが”リーマンショック後の中国”の雰囲気をインドに感じてしまいます。
あくまでも雰囲気ですが。笑
課題もたくさんある国ですし。
まとめ
簡易的に、市況を書きました。
インドの話なんかはワクワクしてしまいました!
投資の方向に関しては、特にまだ変わりません。
国策関連であり、Withコロナ・Afterコロナでしょう。
注意していく点も、主に政治と経済政策で変わらず。
しかし、決算期に突入したことと、日本でも政治の材料が出てきた事をしっかり意識していく事が良い運用に繋がると思います。