株式で大切な8つの基礎知識

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皆さん、資産運用・投資と聞いて何が思い浮かびますか?

保険や投資信託にFX、最近では仮想通貨もあります。

ただ、最初に頭に浮かんでくるのは“株式”ではないでしょうか?

しかし株式と言われてもよくわからない方もいらっしゃると思います。

この記事では”株式ってどんなものなの?”という事を簡単に書いていきます。
参考にしていただけたらと思います。

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その1:株式とは

簡単に説明すると、会社が事業をする際に資金を調達する手段の一つです

他にも、融資を受けたり債券を発行して資金を調達する手段はあります。
しかし、借りたお金は基本的に期日までに返さなくてはなりません。

しかし株式を発行して調達した資金は、期日までに返さなくてはいけないなどのルールはありません。
つまり会社としては、返さなくても良い資金になるのです。

その2:株式を所有するメリット

株式を保有している方は、株主総会(会社の経営など重要な事を決める会)での議決権(賛成や反対の他に意見を言えたりする権利)が与えられます。

どういう事かと言いますと、会社の方針などに口を出せます。つまり社長より偉いです。

極論をいうと、発行している株式の過半数を確保すれば、会社支配ができるという事になります。(もちろん膨大な資金が必要でしたり、別の企業が安定株主として持っていたりで現実的ではありません。笑)

また会社によっては、収益の一部をもらう事ができる配当金や、会社の商品や割引券などがもらえる株主優待の権利を得ることができます。

特に、株主優待制度に関しては興味がある方もいらっしゃると思うので、別記事で詳しく書いていきます。

[知らなきゃ損!株主優待制度]

その3:なぜ株式に投資をする人がいるのか

株式投資とは簡単に言うと、自身が投資したお金を使って投資先の会社が事業を行っていくという事です。

なので株式に投資をすることは、資金を出すことによって会社が勝手に事業をやって勝手に儲けてくれる。

自分が汗水たらして働かなくても、代わりに投資したお金が働いてくれる。

という事になります。

このように根本の仕組み自体は、とっても簡単です。

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その4:株価がなぜ上下するの?

株式は会社によって発行している株数というものが決まっています(後から会社の判断で増やしたり減らしたりもできます。)

その為、この会社の株が欲しいなと思った際には、売ってくれる人がいた時初めて買えます。

・欲しい人がたくさん集まる→売りたい人よりも買いたい人の方が多くなる株価の上昇へ
・売りたい人が買いたい人より多く集まってしまう株価の下落へ

となるわけです。

株式を取引したい人が集まるのが東京証券取引所で、その取引を仲介してくれるのが証券会社という事になります。

その5:どういった会社を買えばいいの

一つの基礎としては、これから伸びていきそうな会社や安定している会社などが挙げられます。
初めて株を取引する方は、この考えのみで取引する人が多いイメージです。

しかし、これだけではなかなか利益を出すことは難しかったりもします。

なので簡単かつ覚えておいて損はない投資理論を1つ紹介します。

美人投票

小さな頃、好きな子っていましたか?

私はもちろんいました。笑

ただその子って、自分が可愛いって思ったというよりも、周りが可愛いって言うから自分も可愛いって“思って”いたんですよね。

私の小さな頃は、自分が好きというよりも、かわいい子コンテストになっていました。笑

そんな経験無いでしょうか?

実はこれ、美人投票といわれる理論になります。かの有名経済学者ケインズが提唱しました。

数多くの投資家の方が、人気を集めるであろう会社に投資をする行為

小さな頃のかわいい子コンテスト

って似ているんです。

株式とかわいい子を置き換えて考えると、ヒントになるかもしれません。

その6:利益の出し方

キャピタルゲイン
株式には、”株価”という値段がついています。
例えば株価が100円の会社を買い、110円になったら売る。
そうすると1株当たり10円儲かります。このように株価の上げ下げで利益を出していく行為を、キャピタルゲインと呼びます。

「株で儲けた」って聞いた時に、皆さんが想像するのはキャピタルゲインになると思います。

インカムゲイン
会社によっては、株主として投資をしてくれてる人はとてもありがたい存在です。
なので会社として利益が出た場合、配当金として利益の一部を株主に還元する制度があります。このように配当金によって利益を出していく行為を、インカムゲインと呼びます。

その7:どんな会社の株式が買えるの?

皆さんがお勤めしている会社はどんな会社ですか?
株式会社、有限会社いろいろあると思います。

その中で、株式会社のと呼ばれている会社は、株を買うことができます。

そして基本的に証券会社を通して株を買いますので、上場している会社を買うことになります。

お勤めの会社もしくは親会社や、身近な企業が上場しているかどうか確認してみるといいかもしれません。
会社のHPの沿革に、上場していた場合は記述されています。また東証のHPで上場している企業を検索できるので、それを使っても良いです。

また、その時にどこの市場に上場しているかもチェックしてみましょう。
日本で活発に取引されていて、有名なのは東京証券取引所です。

東京証券取引所の一般投資家向け市場としては、
・東証第一部
・東証第二部
・マザーズ
・JASDAQ
の4つがあります。

よく”一部上場企業”など耳にしませんか?
それはこの東証一部に上場している会社を指します。

その8:どこで株は買う事ができる?

基本的には証券会社に口座を開設して、そこから購入することになります。
また上場企業に勤めている方は、ご自身の会社の株式は自社株を積み立て購入している方もいらっしゃると思いますが、そのような方法もあります。

証券会社には、対面証券ネット証券があります。

対面証券は担当者がつくのですが、ネット証券と比較すると手数料が高いです。

ネット証券は担当者がつかず自分で情報を得て株式を買うことになります。
手数料は安いですし、約定金額(株を買う際のお金)によっては無料の会社もあります。

ネット証券と対面証券に関しての比較は、別の記事で書いていきます。

まとめ

今回は株式について、かなり基礎的な事を書きました。
この記事に書いてあることで、株式ってどういうものなのかザックリと分かると思うので、参考にしていただけたらと思います。

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