「将来の為に貯金をしなさい」
こんな風に言われた経験はありますか?
私はあります。皆さんも、もちろんあると思います。
このようにアドバイスをしてくれる方は、例えば親御さんでしたり、おじいちゃんおばあちゃん、親戚の方、学校の先生、職場の先輩などが当てはまる事が多いと思います。
なぜか。
将来家を買うだとか、結婚資金だとか、老後の生活費だとかを考えて、自身の経験を踏まえてアドバイスをしてくれているのです。
このようにアドバイスを頂けるのは、大変ありがたいです。
しかし、現代では一つの問題点があります。
“貯金でいいの?”という事です。
この記事では、「貯金をする人・資産運用をする人」でどこまで差が付くかを“金利”でお伝えしていきます。
比べてみよう、昔と今
まずアドバイスをくれる方たちが過ごしてきた時代は、どのような時代だったか簡単に振り返ってみましょう。
なんと定期預金などの金利が6~7%でした!
これは1980年代後半から1990年代前半。所謂日本社会が「バブル景気」と呼ばれた時期ですね。
この頃だったら貯金でよかったのかもしれませんね。
そして、現在の一般的な定期預金などの金利は0.01%程度です!
昔の600分の1~700分の1です。
低いです(笑)
ただ金利だけを出されても、実際のお金で計算しないとなかなかピンと来ないですよね?
その為に二つの例を持ってきました。
72の法則
72の法則というものがあります。
お金に何%の金利が付けば、どのくらいの期間で倍になるのか
という法則です。
式はこのようになります。
72÷金利(年利)=○年で倍
実際に計算してみましょう!
[昔の金利7%の場合]
72÷7=約10年
となります。
[現在の金利0.01%の場合]
72÷0.01=7200年
となります。
頑張って100万円貯金をためたとして
昔だったら10年くらい放っておけば、約200万円になったのです。
これは貯金するのがお得なんじゃないかと思いますよね?
現在では7200年放っておけば、200万円になります!
おそらくその頃には、火星あたりに住んでいるのではないでしょうか?
このように金利で比べてみますと、“昔だったら”「貯金をしておきなさい」というアドバイスは理にかなっていますね。
ただ”現在”は・・・?
金利を比べてみよう
現在は定期預金の金利は0.01%。100万円預けていても、一年間で100円しかもらえません。
上記のように、アドバイスをしてくれる方々の時代と同じ条件では無くなっています。
ここでは、どのくらいの金利で運用できると、どのくらい将来に影響をもたらすの?
というグラフを出します。
毎月将来の為に1万円~3万円ずつ貯金をしている方がいると思うので、そこを例にとります。
※複利効果のグラフです。
現在の定期預金と昔のゆうちょの金利だと、こんなに差があるのですね。
そして、年1%と年3%でも、将来を見ると金額に大きな差が出ていますね。
単純な計算ですが、かなりびっくりしませんか?
まとめ
人によって受け取り方は違うと思いますが、私自身グラフを見て改めてびっくりしました。
こんなに差が出てくるのですね。
現代において年1%や3%の金利を受け取りたいと思う方は、運用が不可欠になってくると思います。
ただ、資産運用なんて全く知らない!という方がほとんどだと思います。
初めて資産運用をするのに、比較的向いている金融商品やあまり向いていない金融商品なども存在します。
また、資産運用に付きもののリスクが気になる方も多いと思います。
そんな方の為の記事も今後書いていきますので、参考にしていただけたらと思います。
株式取引のご経験がある方は、リスク低減には、以前記事にした株式の賢い買い方・売り方を参考にしていただいても良いと思います。
分散していくというやり方ですね。