投資信託で大切な7つの基礎知識

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最近銀行やネットなどで、”資産運用”の文字を目にすることもあると思います。

ただ、資産運用と言われても何をすればいいかわからない

という方もたくさんいらっしゃると思います。

そこで一つ、選ばれやすい商品として“投資信託”というものがあります。

この記事では、“投資信託ってどんなものなの?”という事を簡単に書いていきます。
参考にしていただけたらと思います。

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その1:投資信託とは

簡単に説明すると、

“運用のプロ”が皆さんのお金を集めて、皆さんの代わりにお金を運用します!

というものです。
(運用のプロとは、ファンドマネージャーと呼ばれる人です。)

少しだけ詳しく言うと、

皆さんから預かったお金で、プロが

株を売ったり買ったり
REIT(リート:簡単に言うと不動産のこと)を売ったり買ったり
債券を売ったり買ったり

してお金を増やす努力をしますよ!という商品です。

その2:自分で決める事

いくらプロにお任せできるといっても、自分で決める事もあります。

投資先

どんなところに投資をするかは、自分で決めなくてはいけません。

商品によって、「世界中のいろいろな資産に投資をします」というものから、「日本の株式で、中小企業だけに投資をします。」「人口知能関連の会社だけに投資をします」など、かなり限られた投資範囲の商品もあります。

それぞれのテーマに合った運用を、プロが代わりにしてくれるよってことです。

投資金額・タイミング

投資信託を始める金額やタイミングも、もちろん自分で決めなくてはなりません。

「○○の分野がこれから伸びそうだ!」と感じた瞬間に、そこに一括で投資をするのも一つですし、「分からないから、毎月少しずつ積み立てをする」というような、ドルコスト平均法という安定的な運用をするのも一つです。

その3:基準価格

投資信託には基準価格といって、商品ごとに値段がついています。
その値段は1日に1回決まってきます。

基本的には、自分が買った基準価格より高い値段になった時に売却すると、利益が出る仕組みです。

基準価格はインターネット・新聞等で確認する事が出来ます。
その際注意するポイントは、基準価格というのは1万口あたり○○円と表記されていることです。

その4:購入方法

○万口購入というような口数指定購入
○万円購入というような金額指定購入

と2パターンの購入方法があるので注意しましょう。

金額指定購入ですとキリの良い口数にはならない事がほとんどですが、自分のお金が今いくらになっているかは、簡単な計算をするだけで済みます。(インターネットの証券会社や銀行を利用する方は、”評価額”などわかりやすく記載されていますので、計算する必要はありません)

[計算式]

保有している口数×基準価格÷10000

お金をいくら投資したか。が重要になってきますので、基本的に金額指定購入でいいと思います。

また毎月同じ額を積み立てする方も、金額指定買い付けになってきます。

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その5:分配金

分配金というのは、投資信託の運用がうまくいった時、保有している口数に応じて収益をお渡ししますよ。というものです。

「このファンドは、分配金が20円出てます。」
なんて時は、1万口あたり20円出てますよってことです。

これの計算式は

保有している口数×分配金÷10000

でいくらもらえるかわかります。

また、分配金は普通分配金特別分配金という2種類に分けられます。

普通分配金は、預けたお金の利益が返ってきている。

特別分配金は、預けたお金の元本部分が返ってきている。

こう覚えるとわかりやすいと思います。

分配金が出たときって、それをまた投資に回すのも良し、お買い物なんかに使うもよし、お得な感じがします。

ただ、そこに大きな落とし穴があったりします。

これは詳しく別記事で書きますので、注意しましょう。
知らなきゃ損?毎月分配型投資信託の落とし穴

その6:一般口・累投口

これは分配金に関わってくる話です。

分配金が出た際に、その分配金を貰わずに買い付けに回しますよ。→累投口
分配金が出た際に、一回お金を受け取りますよ。→一般口

となります。

こちらは投資信託を買い付ける際に決めるものになります。

将来に向けての運用であれば、受け取る必要もないので累投口で良いのではないかと思います。

その7:手数料

投資信託は、

購入する際の購入手数料
プロが代わりに運用してくれているので、お預けしている資産から引かれていく信託報酬
売却する際に支払う信託財産留保額

が大体かかってくる費用です。

信託報酬というものは、基準価格の中に組み込まれている費用となります。

購入手数料に関しては、ネット証券でかなり安くなっている証券会社もあるので、工夫してお得に使うべきです!

まとめ

この7ポイントを押さえておけば、初めて資産運用をするにあたり、概ね問題はないと思います。

この他に、初めての運用で意識するポイントや運用する際の注意点、投資信託特有の分配金についても書いていきますので、参考にしていただければと思います。

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