この記事は、SBIHDと三井住友FGが提携!?の記事のニュースを例にとって、私が考える銘柄の選び方のコツを書いていこうと思います。
まずそちらの記事を参照していただけると、より理解が深まると思います。
是非合わせてご覧になってみてください。
SBIHDと三井住友FGの提携
このニュースで二つの企業が協力していく事はわかりました。
私はSBIがフィンテックを引っ張っていく企業だと考えておりますので、株価もまずSBIHDを見ていく事がセオリーだと思います。
しかし、フィンテックが相場の主役へ?の最後にも書いた通り、フィンテック関連はSBIだけ見れば良いというわけではないのです。
このニュースは、三井住友とSBIだけが連携していく訳では無く、その出資企業や周辺企業にも大きく影響してくる可能性があると思うからです。
SBIの関連会社・子会社
マネータップ株式会社
この会社は、スマートフォンを使った送金アプリ「Money Tap」を提供しています。
そしてMoney Tapは、皆さんご存知”ヤフー”の「PayPay」とつながっております。
Money Tapを使うと、PayPayにすぐ入金できて、企業側のコストも負担も軽減されるというシステムになっています。
そしてMoney Tapには、仮想通貨”XRP(リップル)”を提供している米リップル社の「xCurrent」というシステムが使われています。
キーワードは“仮想通貨”です。
SBI VCTADE(旧SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社)
SBIHDは、SBI VCTADE(旧SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社)という子会社を持っています。
ここは何をやっているかというと、仮想通貨の交換及び取引サービスの提供です。
キーワードの”仮想通貨”です。
つまりSBI VCTADEは、仮想通貨を扱っているのでマネータップ株式会社とも関連性が出てくる可能性あるわけです。(そもそも同じSBIのグループ内ですし)
4284 ソルクシーズ
このソルクシーズは金融機関向けのシステムを受託開発している会社です。
SBIHDとは、2006年に資本・業務提携もしています。SBIHDがこの会社の筆頭株主です。
そしてSBIの子会社のSBI VCTADEシステム構築の支援をしています。
上の2つの会社は上場していませんが、このソルクシーズという会社は上場しています。
つまり、証券会社で株を買うことができるのです。
簡単にまとめると、SBIHDのフィンテックの躍進に、このソルクルシーズも大きくかかわってくる可能性があるということです。
SBIHDとソルクシーズの株価の動き
27日と28日の株価チャート(グラフ)を出したかったのですが、出せなかったので文字で書きます。
[SBI]
27日 始値1804円 終値1821円
提携のニュース発表
28日 始値1901円 高値1919円(9:04) 終値1897円
27日から28日高値で115円の値上がりでした。約6.4%の値上がりです。
[ソルクシーズ]
27日 始値598円 終値593円
提携のニュース発表
28日 始値618円 高値668円(13:54) 終値658円
27日から28日の高値で70円の値上がりでした。約11.7%の値上がりです。
ここで注目なのは、28日の高値を付けている時間の違いです。
株をやっている人は、みんな28日にSBIに注目して、最初はソルクシーズはそこまで見られていませんでした。
本格的にソルクシーズが上昇し始めたのは、28日の12:30。
お昼休みが終わった後から徐々に上昇してきたというわけです。
まとめ
SBIとソルクシーズの株価の動きから、一つのコツが導けるかと思います。
注目している企業やニュースがあったら、本命の企業だけでなく、本命に関連している企業まで注目をするという事です。
つまり、連想ゲームの「マジカルバナナ」をやれば良いのです。
今回のSBIと三井住友のニュースでの株価の動きは、関連企業が少し遅れて上がってくるケースでした。
このニュースが出て、28日の始めにSBIを買ったとしても一日で儲けを出すことは難しいですが、関連企業のソルクシーズであれば、28日の朝でも十分間に合ったわけです。
(「ニュースの出るタイミングを予想すればいい。」と言う方もいますが、それはほぼ不可能だと思います。笑)
もちろん株式の選び方として、これだけやれば良いわけではないと思います。
一つのケースとして覚えておくといいかもしれません。