コロナウイルス肺炎COVID-19を相場的観点から分析

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2019年から中国の武漢で流行してしまった、コロナウイルスの肺炎COVID-19を、株式相場の観点から“ものすごく簡単に、ざっくり”見ていきたいと思います。

まず最初に…

相場では基本的に“天災は買い向かえ”という格言があります。

事件や事故・災害など突発的な事由が起こると、株式相場などは瞬間的に下がる事が多いです。

そして狼狽売り・パニック売りが起きて、まさに“売りが売りを呼ぶ”状態につながってしまう相場も見てきました…

確かに資産運用の一環や趣味で金融商品を持っていた際に、見るたびに下落していってしまったら怖いですよね?

私自身株式を保有している際そういったことになったら、多かれ少なかれ気持ちは焦るものです。

ただそのまま流れに乗って損切りを繰り返す前に、まず一度「過去」に戻ってみましょう!

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過去の分析

コロナウイルスが発生した際に、記憶の片隅にこの事象が頭に浮かんだ方もいらっしゃったのではないでしょうか?

そうです、2002年の暮れから2003年の夏ごろまで猛威を振るった“SARS”です。

このSARSも原因はコロナウイルスでした。

2002年11月に中国広東省で発生し、2003年7月5日にWHO(世界保健機関)にて収束宣言を出されるまで、およそ9か月間にわたり世界32か国において人類を震撼させました。

私は武漢での肺炎(当時はみなさん様々な呼び方をしていましたね。)がコロナウイルスと聞いた瞬間に、このSARSの時の「NYダウ、NASDAQ、S&P500

」この3つのアメリカの指数の推移を調べました。

(なぜそこでアメリカの指数を調べたかは、また別の記事に書きたいと思います。)

NYダウ

その結果を日足で行くと(例が多くなってしまうのでNYダウだけ取り上げます。)

NYダウは、2002年12月2日に、9043.37ドルを付けた後、2003年3月12日に、7416.64ドルをつけました。

ここまでを見ると、大暴落です。

ではもう少し時間を進めてみましょう。

2003年3月12日に、7416.64ドルを付けた後、2003年3月21日に高値8522.18ドルを付けています。まさに大反発

その後、2003年6月4日には高値9057.4ドル。2002年12月2日の高値まで戻しています。およそ半年です。

そして2003年12月31日には、高値10462.44ドル。

運悪く2002年12月2日に株を買ってしまった方は、約18%の下落をしてしまいますが、最終的には2003年の年末まで持っていれば約15.7%の利益を取れているわけです。

仮に、2003年3月12日の大底で、新規もしくは買い増しに動いていたらどうだったでしょう・・・?

約41%の利益を取れています。

いろいろな会社がMIXしている(30種)指数ですらこの上昇率です。

NASDAQ、S&P500もパーセンテージは若干違えど、ほとんど同じ動きをしています。

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過去を分析した結果

上記の数字を導き出した瞬間、私は買いに走ることが最善なのではないかと考えたのです。

その前もちょこちょこ動いてましたが、実際に大きく株式市場が暴落しだしたのが2020年1月27日でした。そしてこの事を調べた3~4日後くらいにテレビやネットでもSARS相場との比較というトッピックスが出始めました。

もうその時点で、私の中の確度は高まっていたのですが、後はいつ底を付けるかです。

私の中のキーワードは2つ

1.「SARSから2回目、MARS入れれば3回目」

何事も2度目3度目は、対策対応も早くなるものだと思っています。

またテレビ・ネットでも比較が出てきました。

2.「暖かくなるころにはウイルスはいなくなるだろう」です。

インフルエンザも冬になりますし、風邪も寒くて乾燥する冬になりやすいです。

しかし今年は幸か不幸か“暖冬”!スノーボードをしてると暑くなるくらい“暖冬”!

そうなると私の中で「いつ大底を付けるかはわからないが、SARSの時より収束が早いのではないか?」と思い始めました。

実際ほかの政治的要因や経済政策でそれまでの相場も良く、ある意味この下落は調整の一部で、タイミングよく下落をしたなとまで思うようになり、COVID-19に対応するのはこのシンプルな2つのキーワードで十分でした。

(あくまでも信憑性に欠ける“噂”程度ですが、「中国当局は本当に感染者の実数字把握してるor発表してるのかな~」や「アメリカとの貿易戦争がやっと一息ついて、経済指標的にも少し底入れした感があるのに、中国としては全身全霊をかけてでもこの反発の勢いを弱めたくはないだろうな~」なんてことも多少は考えていましたが。笑)

まとめ

まだ現状ではCOVID-19は収束したわけではなく、何ならWHOは2020年1月31日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。

ただ相場で見ると、過去を分析した「過去に起こった事実」では買いだろうと私は判断しました。

未来に関しては予測でしか話せません。

私自身底を付けるタイミングの予測はざっくりしかしていません。というかできません。

なぜなら、いろいろな角度から見ると予測の結果が1つではなくなってしまうからです。

そうなると考えをchangeしていく事が大切だとおもいます。

それは私にとっては「買い方もしくは売り方を工夫していく事」と「この先のトレンドを読む」の2つでした。

次の記事からは、これらのことを少し詳しく書いていきますので、楽しみにしていただけたらと思います!

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