2020年後半へ!簡単な日米株式展望

Pocket

米国のNASDAQ総合指数が、6/10に終値ベースで10020.35ポイント、ザラ場で10086.89ポイントをつけて史上最高値を更新しました。

その後6/15にザラ場で9403.00ポイントまで調整しましたが、6/19には高値10053.91ポイントまで戻してきています。

NASDAQ週足

コロナウイルスやデモなどいろいろな影響で、株が乱高下しています。
今後株式市場でどこに投資をしていくべきなのか。

この記事では日本と米国で分けて、私が考える大局的な簡易版シナリオを書いていきます

スポンサーリンク

米国市場

米国には、NYダウ、NASDAQ、S&P500と何種類も株式市場があります。

この相場では、NASDAQが米国市場を引っ張っていますね。
今最も注目しておくべき指数だと思います。

ちなみに相場を見る時は、トレンドによって注目していく指標は変えた方が良いです。

「ずっと日経平均しか見ない!」という方もたまにいらっしゃるので注意です。

なぜNASDAQか

NASDAQに組み込まれている株式指数は、所謂”ハイテク企業“です。

以前[コロナ禍で産業革命!歴史的大暴落でチャンス]で書きましたが、歴史を振り返ると今回のコロナウイルスが、産業革命きっかけになると予想しています。

その為、米国のハイテク産業の指数であるNASDAQに注目している訳です。

テーマとして運用していくには、”米国の5Gを筆頭としたハイテク企業や関連企業“が良いと思っています。
難しい場合は、NASDAQという指数に分散投資をしても良いかもしれません。

「米国株には、過熱感がある」と考える方も多くいます。
しかし、産業革命時のようにバブル状態になっていくと予想しており、私は問題ないと考えています。

意識すべきリスク

コロナウイルスをきっかけに、ハイテク産業は発展していくと見ています。
もちろん今回のように多少の調整は入ってきても、問題は無いと思います。

リスクとして意識すべきなのは、

・米中の貿易摩擦
・大統領選挙

の2点で考えています。

ただし大統領選挙でトランプ大統領が敗戦してしまったとしても、米国株式が以前と同じように上昇していくのか、下落していくのかは、現時点で白黒つけるのはナンセンスだと思っています。

前回の大統領選挙でも、トランプ大統領だと暴落と言われていましたが、結果史上最高値ですからね。

その為、”しっかりと注視しておくべき事“として認識しておくのがベストだと思います。

スポンサーリンク

国内市場

米国市場とほぼ同じ理由で、5Gや半導体、フィンテックなどのハイテク企業や関連企業を強気で見て良いと思います。

ただし、米国との違いは日経平均という指数の重さです。

日経平均24000円の壁はかなり厚いでしょう。

NASDAQは史上最高値ですが、日本は24000円の壁を抜ける事が出来ていません。

日経平均月足

産業革命で米国市場はバブルになっても、日本が釣られていくのはハイテク産業のみだと思います。

その為国内市場での投資は、ハイテク企業や関連企業の個別物色を中心に行っていくのがベストだと思います。

意識すべきリスク

こちらも同じく

・米中貿易摩擦
・大統領選挙

の2点で考えています。

特に大統領選挙に関しては、トランプ敗戦になった場合、米国に比べ日本にとっては大きな影響があると考えています。

ハイテク産業のバブルが来ても、ハイテク企業の時価総額(規模)で米国には劣ってしまいます。
その上日本の景気はピークが2年前と言われていますし、“ハイテク産業で日本全体の好景気”を期待する事は難しいと思います。

そうなると外交になりますが、単純に安倍首相と次期大統領のバイデン氏の関係が、安倍首相とトランプ大統領の関係の良さを超えるかは不明です。

その場合、安倍首相の残り1年の任期で何か大きく変える事が出来るでしょうか?

かなり簡潔に書きましたが、このようにリスクの部分は日本株(主に日経平均など全体の部分)の長期視点にかなり影響を及ぼすと考えています。

まとめ

[米国株]
短期で見ると、ハイテク5G関連が強気。
中長期では大統領選挙と米中摩擦を睨みながらだが、基本的に買い。

[日本株]
短期で見ると、日経平均の24000円の壁が厚いので、買っていくのは5Gなどハイテク関連の個別銘柄。
長期だと、日経平均など全体にとっては難しい可能性がある。

というシナリオを持っています。

どちらも共通で言える事は、”Withコロナ” “アフターコロナ“がキーワードです。
コロナウイルスの影響で、”発展せざるおえない産業”に重点を置いて投資をする事が良いのではないかと考えています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする