武漢で肺炎が流行っている。
春節もあるし日本に入ってくるのではないか・・・?
そう日本でささやかれ始めたのが、2020年の1月頃でした。
春節のタイミングで薬局にマスクを買いに行ったら、段ボールで山積みにされていました。
段ボールの前で中国の方が、ものすごい勢いで電話をしていた事を覚えています。
今は違法になりましたが、あそこでマスクを爆買いした方はかなり儲かったでしょうね。
あのタイミングで”投資信託”を使った投資行動をとりました。
今振り返ると非常に理にかなっていました。
今回は私が考える
・投資信託の正しい使い方
を書いていこうと思います。
2019年は、ハイテク株重視
まず、2019年の話から。
2018年に米中貿易戦争があり、半導体株がかなりやられました。
しかし2019年のはじめに、半導体の在庫循環や積上げを見た時、今が底だと判断が出来ました。
そして米中貿易戦争からのQE4期待なども含めて、金や米国株をプッシュしていました。
自身でも、米国のハイテク株を個別銘柄でBuy&Holdしました。
2020年のコロナショック
そして2020年に入って2月下旬、コロナで全体相場の雲行きが怪しくなってきました。
余談ですが、自身の保有していた株は、転勤が重なり売却できませんでした。泣
(私の勤めていた会社は、許可をもらってから発注するというシステムでした。異動時のばたばたしているタイミングで、発注できなかったんです。。。笑)
まあ、一瞬で暴落した後在宅ワーク等の話も出てきたので、「半導体でよかった、むしろ資金が出来たら買い増しだな」という感じだったんですけどね。
そのタイミングで、ハイテク株というテーマの他に、もう一つテーマが生まれました。
“バイオ株“です。
相場が底になった3月で行った動き
あくまでも自身で買ったのでは無く、お客様に買っていただいたという話です。
3月は海外のバイオ系の会社がパッケージングされている”投資信託“を推奨していました。
“健次(H有り)”という商品でした。
結果、現在も保有し続けていれば、約40%の値上がりです。
投資信託にしては4カ月でこの値上がり率は、上出来だと思います。
何故”投資信託”だったか。
1月の春節頃まで話は戻ります。
マスクの前で電話をしていた方を思い出し、とうとうコロナもやばいねとなったタイミングであるニュースを見ました。
「モデルナ 中国が公表した遺伝子配列をもとにワクチン開発成功」
確か、世界最速だったのではないかと記憶してます。
まず、モデルナってどこ?って感想でした。
私は、バイオセクターは特に詳しくありません。
調べてみた所、なんとモデルナは医薬品を1つも生産していないと。
まさに、“米国のアン○ェス”。笑
そんな印象を持ちました。
しかしながら、このタイミングでの材料は、ポートフォリオに組み込むべきだ思いました。
(当時勤めていた会社は、米国株の取り扱い銘柄がめちゃくちゃ少なかったです。もちろんモデルナなんて扱っていなく、個別では買えませんでしたが。)
その後コロナショックが起きて、トランプ大統領も米国の複数の会社にワクチンや薬を作るように指示をしました。
どこが薬を作るかなんて、見当もつきません。
米国のScience誌では当時、「紫外線がコロナウイルスを不活性化」なんて記事も載りました。
薬以外でも流行を止める事が出来るかもしれません。
まとめると
・複数の会社がワクチンや医薬品の開発に国の指示で着手している。
・でもどこが実用化させるかなんて見当もつかない。
・薬以外でも流行を止める可能性もある。
↓
だったら全部買おう!分散投資だ!
という理由で”投資信託”を推奨することにしました。
株式相場の観点では
・金融政策もやっているし、疫病は昔も流行っているし、株式相場はすぐに跳ね返る。
・ウイルスは夏には湿気や紫外線で落ち着く。(これは外れかけてますが。)
こんなシナリオを持っていました。
正しい使い方
結果的には、「モデルナのワクチンで被験者全員が抗体獲得」のニュースも出ていて、モデルナの株価は2月末から4倍以上になっています。
しかし、ここまで順調に来るかどうか予想するのは難しいです。
少なくとも数銘柄でよいので、銘柄をスクリーニングして”分散“すべきだと思います。
トランプ大統領も、複数の会社にワクチンや薬を作るように指示をしました。
これも”分散“です。
「卵は一つのかごに盛るな」
こんな投資の格言があります。
複数の卵を一つのかごに盛ると、それがひっくり返ると全部だめになってしまします。
しかし複数のかごに分けて盛れば、一つのかごがひっくり返っても残りは無事です。
要は、一点集中で投資するのではなく、リスク分散しておきましょう。
という話です。
薬やワクチンに関しては、どこが開発するか本当にわからないです。
そのうえ複数の会社が開発できた場合、国が違えばそこで競争し、生き残るのは1社だけという展開にもなりえます。
一番最悪なケースは、一点集中で個別銘柄を買って万が一外した場合。
ワクチンはどこかが開発するという読みはあっていたのに、会社を読み違えたため儲けられないという結果になってしまうのです。
このようなリスクを排除するために、”分散投資“は時に素晴らしい効力を発揮してくれると思います。
今回のように、”特に詳しくないセクター”で投資信託を利用するのも良いでしょう。
また、投資信託では時間の分散で”積立て投資”もできます。
・なんとなく上がりそうな分野はわかるけど、どのタイミングかどこの会社かはわからない
という方から
・知識もないし、めんどくさい事も嫌い
という方まで、投資信託での積立て投資は非常に有用です。
↓簡単にできるほったらかし投資法を紹介しています。↓